2019/11/19

個別指導や新規指導の状況、特に返還金の状況については、保険医療機関としては興味があるところです。

厚生労働省のウェブサイトでは、かなりタイムラグが大きいものの、返還金額を含めて公表されています(令和元年11月19日時点では、平成29年度の状況が公表されています。)。

https://www.mhlw.go.jp/stf/houdou/0000188884_00004.html

上記公表によれば、平成29年度の状況は

個別指導【年間4,617件】

指導による返還金額【約31億3千万円】

です。

保険医療機関を経営する上では、決して無視できないリスク...

2019/10/27

先日、千葉県産科婦人科医学会の令和元年度秋季学術研修会にて「母体保護法に関する法的諸問題」という演題で講演をおこないました。

今回は、医療現場で問題となるであろう人工妊娠中絶における同意をテーマにお話をしました。特に、「配偶者の同意」をとることが難しい場合(母体保護法14条2項)の対応については難しい問題も多く、参考となる裁判例を含めて分析をおこないました。

また、患者の同意という観点から「同意書と危機管理」という内容でもお話をしました。

医療機関側が用意した同意書等について、すべての患者さんがもれなく記載してくれるわけではありません。医...

2019/10/21

映画「カメラを止めるな!」(上田慎一郎監督)を観ました。

公開当時、口コミで評価が広まり、上映劇場も増えていったので気になっていました。最近、アマゾンプライムで公開になっていたので、満を持して(?)視聴しました。

廃墟でゾンビ映画を撮っていた撮影隊に、本物のゾンビが襲い掛かってきます。

「本物」を追い求める監督は文字通り「カメラを止めず」に撮影を続けます。

低予算映画(失礼)と聞いていたので前半部分の映像には納得しつつも、違和感を感じながら観ていました。その違和感(伏線)を後半部分で見事に回収するという構成になっています。高評価なのも頷ける...

2019/10/21

今日は、【医療機関向け顧問弁護士】の「使い方」第4回です。

第2回では「個別指導への帯同・コンサルティング」

第3回では「労務問題への対応」

をご紹介しました。

今回は、「同意書・説明書類のチェック(レビュー)」についてお話ししたいと思います。

クリニック運営において、患者さんにお渡しする同意書や説明書類の内容は重要です。

記載内容や書式についてご相談いただくことも多いです。

医療機関向け顧問弁護士として気をつけなければいけないのは、わかりやすい内容にしつつも、業務フローを阻害しないようにするという点です。

例えば、同意書の数や記載内容を多くすれば...

2019/10/08

映画「セル」を観ました。

主人公クレイは、空港から別居中の妻と息子にスマートフォンで電話をかけますが、途中でバッテリーが切れてしまいます。その瞬間、付近で携帯電話をかけていた人々が狂暴化。

主人公は途中であった人々と助け合いながら逃避行を続けます。

徐々に明らかになる狂暴化した人々の生態。

主人公はこの危機的な状況の中、妻や息子に会うことができるのか。

原作は、スティーブン・キング氏の同名小説です。

謎が謎を呼ぶ展開なのですが、消化不良で終わってしまい、見終わったあと、なんだかモヤモヤする作品になってしまっています(ウェブ上の評価もいまひとつの...

2019/10/07

今日は、【医療機関向け顧問弁護士】の「使い方」第3回です。

前回、医療機関向け顧問弁護士として、厚生局の個別指導への帯同やコンサルティングを行っているというお話しをしました。保険診療をしている医療機関に特有の法的リスクであるため、医療機関に特化した弁護士を利用するメリットが大きいと感じています。

さて、今回は労務問題についてお話しをしたいと思います。

第1回の記事で「医師や看護師は人材の流動性が高く(転職が容易)、労務問題に発展しにくい」というお話しをしました。

確かにそういう側面もあるのですが、クリニック(診療所)のような小規模な組織にお...

2019/09/16

今日は【医療機関向け顧問弁護士】の使い方(1)の続編です。

やはり、医療機関の顧問弁護士として、最もお問い合わせ・ご依頼が多いのが、「個別指導(帯同を含む)への対応」です。

個別指導に弁護士が帯同するというケースはまだまだ少なく、個別指導に向けた事前準備に弁護士が関わるというケースはさらに少ないです。

弁護士が帯同するというと「そんなにおおごとにしなくても。。。」という印象もあるようです。

しかし、弁護士が個別指導にかかわる意義は大きいと思っています。

決して「地方厚生局と対決すればいい」という単純なものではありません。厚生局からの指導を受け...

2019/08/16

私は医療機関(特にクリニック(診療所))の顧問弁護士としての業務に特化しています。

【医療機関向け顧問弁護士】というサービスを打ち出した当初、「医療機関はあまり問題をおこさないので、顧問弁護士としてのニーズはない」と指摘を受けました。

確かに、医療機関は保険診療を行っているため、産婦人科や美容外科を除き、料金でのトラブルや債権回収のニーズはあまり多くないといわれています。

また、労務についても、医師や看護師は人材の流動性が高く(転職が容易)、労務問題に発展しにくいという事情があります。

「他の企業と同じようなトラブルは少ない」という指摘は、...

2019/08/04

ある戦争」というデンマークの映画を見ました。

アフガニスタンの平和維持を行うデンマーク軍の隊長クラウスが主人公。

ある任務中、隊員がタリバンの攻撃に遭い、負傷します。

救援のヘリを要請するためには、付近の安全確保のために空爆要請が必要です。

しかし、敵は見えません。クラウスは部下を救うため、「敵を確認した」と報告し、空爆を行います。

空爆の結果、民間人11名が死亡します。

クラウスは民間人11名を殺害した罪で起訴されることになります。

クラウスは妻に「自分は敵を確認しなかった」と伝え、罪を償うことを一旦は決意します。

しかし妻は、「家族にはあなた...

2019/08/02

今回は新規個別指導についてお話しします。
クリニックを開設した場合、新規個別指導を受けることになります。


新規個別指導では、厚生局が指定する対象患者10名について指導を受ける形になります。

クリニックの体制が整っていない状況ですと、厚生局からカルテ記載の不備について指摘されやすい傾向にあります。自主返還を求められるケースも少なくありません。

問題は、指導結果です。
【概ね妥当】や【経過観察】であればいいのですが(それでも厚生局からの指摘事項への対応を行う必要があります。)、【再指導】となってしまうと、概ね1年以内に再度、個別指導がなされ...

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November 19, 2019

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